人生、行き当たりばったり
 サービス業の現場
お店の宣伝を優先するか、目の前のお客様を大切に扱うか<200123>
定休日と営業時間外のお店に複数遭遇して・・・<200122>
お店の宣伝を優先するか、目の前のお客様を大切に扱うか
   
テレビで、芸能人が突然お店に現れて、
「食事したいのですが、他のお客様には迷惑を掛けませんので店内でカメラを回していいですか?」と聞きます。

すると「社長、或いは上司に確認しないと・・・!」と言って少し待ちます。
多くは「どうぞどうぞ!」と言って奥の席や2階席などに案内します。

カメラが回り始めると、お店の経歴や特徴の宣伝が始まります。
そして、芸能人の「食レポ」が始まります。

この手の番組は制作費が安く、お店の側は宣伝効果を期待して成立します。
利害が一致し、一挙両得と言えます。

ところが、このような番組では大きな忘れ物があります。

沖縄でのことではありませんが、ある時こんなことがありました。

東京の多摩地域のお店です。
森の中の素敵な喫茶店で、耳を澄ませば川のせせらぎや鳥の声が聞こえます。

実は、ドライブの途中で見つけたお店です。
入店すると、数卓のテーブルに1組だけお客様がいました。

私たちは席に着き、珈琲をいただきました。
コーヒーではありません、珈琲です。
美味しく珈琲をいただいていると、数人の若者がドタバタとお店に入ってきました。

入口は明け放し、カメラなどをセットし始めました。
私たちは、席を移動しないまでも、どうも邪魔者扱いです。

特に挨拶をするでもなく取材が始まってしまいました。
取材は、旅行雑誌のようです。

美味しかった珈琲や静かな環境を満喫していた私たちは、急激な環境に変化にお店を飛び出してしまいました。

雑誌に掲載されればお客様は増えます。
でも、邪魔者扱いされたお客は二度と入店しないと思います。

経営者やお店の責任者がどちらを選択するかでお客様対応の基本が変わります。
お客様を大切にしているお店かどうか、です。

本屋さんには、旅行雑誌が並んでいます。
旅行会社が編集した雑誌、地図会社が編集した雑誌などがあります。

私たちの要求が偏っているのかわかりませんが、雑誌に掲載してある観光客にお勧めのお店は、多くがお客様対応が良くありません。
評判が良くて雑誌に掲載しているはずなのですが、真意はわかりません。

私には、掲載してあるお店で失敗ばかりしています。
今回(8回目)の沖縄旅行では、海が臨める場所の小さな喫茶店に入りました。

食事もあるようなのですが、珈琲を頼みました。
雑誌に掲載されているお店ではなく、ドライブ中に見つけたお店です。

静かな環境の海を臨みながらの珈琲です。
大満足でお店から出ました。
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定休日と営業時間外のお店に複数遭遇して・・・
   
今回(8回目)の沖縄旅行では、定休日と営業時間外のお店に複数遭遇してしまいました。

定休日と営業時間外の理由はいろいろあると思います。
人手不足や働き方改革の影響があるかもしれません。

シーズンオフが理由なのかもしれません。
定休日と営業時間外については、調査不足の自分たちを反省するしかありません。

古宇利大橋の袂に「美らテラス」があります。
晴れた日の古宇利大橋を見る最高の場所です。

私は、飽きずに沖縄旅行では必ず古宇利大橋を渡っています。
そして、この「美らテラス」に立ち寄っています。

この「美らテラス」が定休日でした。
今までが幸運だったのかもしれません。

以前の写真を見てください。
青い空にオリオンビール、最高でした。
(その日私は運転をしていません)
 
「美らテラス」定休日の案内(2020年1月) 「美らテラス」で(2018年1月)
 
古宇利大橋からの帰り道、名護の「JAファーマーズマーケット・やんばる市場」に行きました。
駐車場には車が停まっていたのですが、店頭には大きな「定休日」の垂れ幕!

「やんばる市場」にも沖縄に来たときは毎回のように寄って買い物をしています。
玄関脇に居た農家の青年に聞くと月に1度の定休日と言うことでした。

私たちは、タイミング良く定休日に遭遇したようです。
大当たりです。

もう笑うしかありません。
ホテルに戻ってやけ酒(?)です。
 
定休日の「やんばる市場」(2020年1月)
 
定休日ではありませんが、営業時間外にも遭遇しました。

最後の日(4日目)にホテルから観光や買い物をして早めに那覇に戻ります。
途中どのようなことがあるかわからないからです。

夕方の6時ころにレンタカー会社の営業所に戻れば良いのですが、付近に到着したのは4時を少し過ぎてたころでした。

まともに昼食をとっていなかったので、沖縄そばのお店を探しました。
すると、駐車場に車が止まっていたお店を見つけました。

駐車場に車を停めて、
入口の扉を開けて「食事はできますか?」と聞きました。

店の奥から「4時で終わりました!」の声!
営業時間を過ぎていたのであれば、仕方がありません。
うなだれて駐車から出てきました。

それも2軒ですよ!
まるで申し合わせたように営業時間は4時までのようです。

もう街を走り回るのは、ヤメ!
レンタカーを返して、少し早いのですが空港へ!

「空港食堂」で沖縄そばを食べて飛行機が出発するのを待ちました。

シーズンオフの沖縄旅行は静かで格安であることの大きなメリットがあります。
しかし、同時にお店などの休業や閉店、営業時間の短縮のリスクを受け入れる必要がありそうです。
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