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観光客リスク |
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観光客に優しい観光とは、その地域のの文化を体感していただくこと |
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インバウンド観光客が各地で大きな経済的な恩恵を日本にもたらしています。
しかし、一方では日本の観光資源を壊す方向を作っています。
インバウンド観光客に頼る観光地では必然的にインバウンド観光客を誘導するための方策を講じます。
観光客が増えれば、経済的な恩恵も増えると思うからです。
多くの観光地では、インバウンド観光客に対応した誘導や接客が観光客に対して優しい行為と考えているようです。
で、古い日本の風景の中に外国語表記の看板やメニュー・・・
それも、プラスチックの看板です。
例えば、木曽路の奈良井宿や妻籠宿、馬籠宿・・・
とてもプラスチックの看板に外国語表記の案内やメニューは似合いませんよね!
外国人観光客も、古の日本の風景を楽しみたいのではないのかと・・・
だから、その地方の言葉で丁寧に説明したらどうだろうと考えます。
古の風景を楽しむ場所にプラスチック看板に外国語表記、観光地の怠慢のような気がします。
そのような行為は、インバウンド観光客を誘導するための観光地の自己満足になっていないだろうかと思います。
さらに、東北。
日本人でも理解できない言葉が飛び交います。
特に青森では、現地の人同士の会話は全く理解できません。
フランス語に似ているという人もいるほどです。
でも、それが青森に来たことを実感します。
すべての場所で方言を使えということではありません。
せめて、観光客が訪れる場所では、地元感を出した方が旅行をしている気分になれるような気がします。
このような話をいまさら・・・
有名な施設や風景を見るだけではなく、その地域の人たちの文化は重要な観光資源と思います。
当然言葉も観光資源のひとつです。
私たちが知るところでは、沖縄の言葉は地名に残されています。
でも、ある年代以上の沖縄の人同士の会話はまったく聞き取ることができません。
それで、一言一言意味を確認して・・・それが観光、旅行のように思います。
最近では、沖縄言葉が忘れられようとしています。
大切な沖縄の資源!
観光だけの資源ではなく、文化です。
インバウンド観光客に優しい観光とは、その地域のの文化を体感していただくことだと思います。
ですから、観光地だからこそインバウンド観光客に迎合することなく誘客して欲しいものと思います。
<210323> |
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外国人観光客の存在を嫌っているわけではありません |
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外国人の旅行者が多数訪れています。
そして、日本の経済を潤してくれています。
新型コロナウィルス前は爆買いを目的に来ている人もいたようですが、
観光客の入国制限後は、ほとんど経済的な恩恵はありません。
新型コロナウィルスの沈静化後は観光が少し変わるような気がしています。
さて、経済がどうのこうのと言うのは先の話にして、・・・
外国人旅行者は何を期待して日本に来てくれているのだろうかと。
外国人旅行者が期待しているのは、日本や日本人のようなのです。
外国人旅行者が純日本的な旅館に泊まりたいと考えるのもわかるような気がします。
なのに日本人は外国人に何を期待しているのでしょう。
いまだに経済的な恩恵でしょうか。
経済的な恩恵を期待している頃であれば、日本は外国人が買い物をしやすくなるように環境を作ってあげる必要があります。
しかし、外国人が日本や日本人を知りたい、関わりたいと思っているのであれば、そのような環境を提供する必要があるのではないでしょうか。
そのように考えると、あちこちに中国語やハングル語などの表記が目立ちます。
国際公用語としての英語の表記は仕方がないとして・・・。
私も以前は海外旅行をしていました。
いまでこそ海外旅行に行く機会は減りましたが、私が沖縄に行く回数よりも多かったように思います。
そんな海外旅行先で、日本語で話しかけてくる現地の人、日本語の看板が目立つ繁華街、日本人旅行者からの経済的な恩恵を期待しているとしか思えません。
実際、海外旅行では、お金持ちに優しい雰囲気がします。
それは先進的でない国家ほど顕著なように感じます。
日本や日本人を知りたい外国人旅行者に対して何をしてあげればよいのかと言うと、・・
日本的で日本人的なところをさりげなく日常的にお見せすれば良いのではないかと考えています。
日本に興味を持った多くの外国人観光客は日本に来るために自国で日本語を学びます。
最初の日本旅行では日本語の習得度を確認しているかのようです。
そのように考えると、英語以外の外国語の表記やアナウンスは外国人旅行者の期待に反しているような気がします。
あるスーパーや量販店などでは館内に外国語のアナウンスが流れます。
日本人である私は、つい買い物を躊躇う心境になり、別のお店で買い物をすることもあります。
「日本人の買い物客は来るな!」と言われているようで・・・
<201017> |
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特定の国や地域、年齢層などをターゲットにした集客をすると |
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沖縄だけのことではありませんが、特定の国や地域、年齢層などをターゲットにした集客をすると、何らかの問題が発生したときに反動が生じます。
例えば、日本と韓国の関係がギクシャクしていると、観光からの旅行者を当て込んだ観光地は閑散とします。
長引けば観光地のホテルの宿泊客が減り、土産物の販売が落ち込みます。
その状況が長引けば事業の業績が悪化します。
場合によっては倒産する企業も出てきます。
さらに、現在、中国の武漢を発生源とする新型コロナウィルスによる感染症が拡がっています。
すでに死者も81人(1月27日発表)になっており、発表するごとに増えています。
そして、相当数の国や地域で新型コロナウィルスの感染者が発見されています。
日本でも4名(1月27日発表)の感染者の存在が発表されています。
中国政府は武漢からの拡散を封じ込める措置を講じるとともに海外への団体旅行を禁止しています。
結果、中国人観光客を当て込んだ旅行会社や観光地のホテルなどではキャンセルの対応に追われています。
長期化すれば、業績の悪化を免れません。
年齢層をターゲットにした集客をしている観光地においても同様のことが起こります。
高齢者や女性など、ターゲットを絞ると観光地における事業展開は比較的容易になります。
しかし、問題が発生したときはその反動があります。
顧客ターゲットをどのように絞るかは重要な経営姿勢のひとつですが、リスクも同時に想定しておく必要があります。
特定の国や地域、年齢層などをターゲットにした集客をすると、ホテルや観光施設などではその観光客にやさしい環境を作ります。
例えば、中国からの観光客をターゲットにすれば必然的に街に中国語の表示が多くなります。
中国からの観光客に便利なようにホテル内や施設内にも中国語が溢れます。
中国からの観光客が来てくれている間は良いのですが、何らかの理由で観光客が来なくなっても中国人を対象にした表示や設備を即時に変更することができません。
時間の経過で再度中国からの観光客を迎える可能性があるからです。
この中国からの観光客を当て込んだ観光地では、他の国からの観光客などにとっては異様な雰囲気を感じ取ります。
「日本なのに!」です。
この現象は、他の国からの観光客についても同様です。
ここで韓国と中国の観光客を挙げましたが、理由は日本への観光客が際立って多いからです。
特定の国や地域を非難する意図は毛頭ありません。
また、特定の年齢のお客様をターゲットにしたホテルや施設についても同様のことが起こります。
高齢者を対象にしたホテルや施設は、高齢者に優しい表示や設備にします。
このことが他の年齢層のお客様を遠ざける要因になることがあります。
若い女性をターゲットにしたお店などでは若い女性が好むデザインや色を多用します。
そのようなお店は高齢者には受け入れがたい雰囲気になります。
観光地では、特定の国や地域、年齢層などをターゲットにした集客をすると、何らかの問題が発生したときに反動が生じることを認識して事業展開をすることが必要になります。
<200127> |
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