人生、行き当たりばったり
 ツアーとフリープラン
ツアーの利点と欠点、そしてフリープラン<200124>
ツアーの利点と欠点、そしてフリープラン
   
旅行は大きく団体旅行と個人旅行に分かれます。

団体旅行は、組織や団体の要望に基づいて旅行会社が旅程や移動手段、宿泊施設、観光場所などを決めて料金を提示し、組織や団体が了承して実行されます。

修学旅行や企業などの慰安旅行は団体旅行になります。
最近では「慰安旅行スルー」が話題になっていますが、・・・

個人旅行は、家族や友人などが連れ立って独自に旅行計画を立てて実行します。
参加する人数は様々で、比較的自由度を高めて実行されます。

そのほかの旅行パターンとして主催旅行があります。
一般的にツアーと呼ばれています。

ツアーは、旅行会社が事前に旅行計画を立て、旅程や移動手段、宿泊施設、見学する観光施設などを決めて料金を提示し、不特定多数の参加者を募集して実行します。

ツアーの特徴は、原則として集合場所から解散場所まで団体で行動し、基本的に添乗員が同行します。

ツアーは、基本的に「旅行会社にお任せ!」の旅行ですから、事前の手配や予約も必要なく、神経を使わずに気楽に旅行を楽しむことができます。

ツアーは団体行動が基本ですので自由を制限されることが多くなります。
万が一気に入らなければ別のツアーを利用することになります。

また旅程の特徴としては、有名な観光地や施設を見学、或いは利用することが多くなります。
また、個人旅行では利用できないような施設やホテルが組み込まれていることもあります。

例えば、北海道のツアーで「ザ・ウインザーホテル洞爺に泊まる旅」などです。
「ザ・ウインナーホテル洞爺」は、サミットの会場にもなった5つ星のホテルだからです。

観光地や利用するホテルなど、特徴的なツアーにすれば、多くの人に参加していただけると考えるからです。

ツアーは、観光地などを駆け足で回るという傾向もあります。
そのため、同行する参加者の中に時間にルーズな人がいると多くの人に迷惑をかけることになります。

沖縄(本島)のツアーは、3泊4日のプランもありますが、多くが2泊3日です。
羽田空港などを出発する時間は、集合時間を考慮してほとんどは昼頃になります。

また、帰りの便は、帰宅時間などを考慮して昼頃の那覇空港出発になります。
そのため、飛行機で移動する日の観光地の見学などは著しく少なくなります。

結果、多くのツアーは、3泊4日では2日間、2泊3日に至ってはわずかに1日間が実質の観光になってしまうことが通常です。
その短い時間の中で有名な観光地や施設を回ることになりますので忙しくなるのは必然です。
 
古宇利大橋(2001)
   
私は、沖縄旅行をしたときは、古宇利大橋を渡ります。
天候によって海の色が違う楽しみがあるからです。

古宇利大橋を渡ったところに駐車場があります。
入れ替わり観光バスが来ています。
ツアーのお客様です。

観光バスのお客様は、「古宇利オーシャンタワー」行くこともなく、古宇利大橋の袂の砂浜に出て、駐車場脇の直売所を見て、15分から20分ほどで古宇利島を離れて行きます。
古宇利島には、まるでトイレ休憩に立ち寄っただけのようです。

ちなみに、古宇利島には、少し狭いですが周回道路があります。
そこには、コマーシャルで有名になった「ハート岩」があります。

最近では、新たなCAFEや宿泊施設、売店ができています。
ツアーのお客様は、それらを見学することもなく古宇利島を離れていきます。

ツアーの中には、旅程の一部にフリータイムなどとして参加者が自由に行動する時間を設定することもあります。
ツアーの自由度を高めることによって、拘束された感を軽減させる効果があります。

ツアーの自由度をさらに高めた旅行プランがフリープランになります。
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私のツアー経験は金沢と熊本です