|
ガイドツアーに参加すると、沖縄の人の思いが少し見えてきます |
|
|
|
「沖縄科学技術大学院大学」のキャンパスツアーもガイドツアーの一つです。
そのほか有名な観光地ではガイドツアーがありボランティアの方が案内してくれます。
2018年1月、4回目の沖縄旅行です。
定番の古宇利大橋を渡り、帰りに「今帰仁城址」を見学することにしました。
待合で少し待って、ガイドツアーの出発です。
今回の参加は私たちと神奈川県から来た女性2人の合計4人です。
ガイドさんは、沖縄の方でたぶん50歳から60歳くらいの女性です。
参加した人数が少なかったことから、質問なども自由にできそうです。
城址内を歩き、一生懸命説明してくれました。
説明が続き、多少冗談も言えるようになってきました。 |
|
|
|
|
今帰仁城址(2018年1月) |
|
|
|
|
ところが・・・・
興味があったので沖縄戦や基地のことを質問しようと思いました。
沖縄戦の質問をしようとしたとき、・・・ガイドさんの様子が変わりました。
涙ぐんで、言葉が途切れ途切れになっています。
雰囲気から想定すると、身内の方が悲惨な亡くなり方をしたようです。
私自身は、沖縄を犠牲にして・・・という認識を持っていますので、そのようなつもりで質問をしたのです。
ですが、沖縄県民と内地の人との認識や思いの違いが大きいことを暗に教えてくれているようです。
このガイドツアーから、沖縄戦や基地のことを話題にしないようにしています。
沖縄戦や基地のことは自分自身の足や目で確認してからと思いました。
今帰仁城址でのガイドツアーが終わり、挨拶をして別れました。
言葉を逸して駐車場まで歩きました。
このガイドツアーでは、沖縄をより深く知ろうとするキッカケを作ってくれました。
その後、5回目の沖縄旅行では「平和記念公園」に行き、8回目は「旧海軍司令部壕」を見学しました。
「旧海軍司令部壕」の展示写真を見て、愕然としました。
沖縄戦のことはある程度知っていたつもりでしたが、悲惨さは想定を超え、目を覆いたくなるほどでした。
「戦争に負け、沖縄を犠牲にする!」とはこのようなことだと・・・
また、沖縄に「寄り添う」などという言葉を安易に使えないことを実感しました。
沖縄旅行をしたときは、機会があれば絶対にガイドツアーをお勧めします。
そして、今まで描いていた沖縄に対する疑問を投げ掛けてほしいと考えています。
軽々しく返答していないことを知ると、もっと沖縄を知ろうという気持ちが高まるはずです。
<200212> |